何を買うかより誰から買うか。ベトナムサンダルに込めた職人さんとの絆

Xin Chao。ít ít Việt NamのオーナーのMegです。

最近、私とても嬉しい出来事がありました。
今日は、ít ít Việt Namの「ベトナムメッシュスリッパ」にまつわる、職人さんとの小さな、でも確かな物語をシェアさせてください。

世界的な物価高騰が続く今、現地ベトナムでも様々なものの価格が上がっています。そんなある日、スリッパを作ってくれている職人さんから、一通のメッセージが届いたのです。

「次のオーダーから、ソールの品質をもう一歩上げたいと思っている。だから、一度見に来てくれない?」

この言葉を受け取った時、私は嬉しくてたまりませんでした。

適正な価格が育む、職人さんの心に宿る「もっと良いものを」という想い

このメッシュスリッパ、実はローカルの市場などに行けば、見かけることができるお馴染みのベトナムサンダルです。
もしかしたら、私たちのお店で掲げている価格を見て「ローカル店より少し高いな」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

けれど、そこには私たちの強い願いが込められています。 それは、作ってくれる職人さんにしっかりと適正な対価をお支払いし、彼らの生活を守ること。

そして、この愛らしいベトナムの伝統的なデザインや文化が、これからもずっと続いていくためのサポートをしたい、ということです。

私たちの職人さんは、もしかしたら他の場所よりも高い収入を得ているかもしれません。だからこそ、日々の生活に「心の余裕」が生まれ、「もっといいものを作りたい」「もっと喜んでもらいたい」という誇りと情熱が芽生えたのではないかと思うのです。

コストを削ることに追われるのではなく、未来を見て自発的に品質を上げようと提案してくれる。この関係性こそが、私がこのブランドを通じて「ít ít(少しずつ)」でも実現したかった、持続可能なハンドメイドのあり方そのものでした。

「ほんの少しの背伸び」を、ひとつひとつ丁寧に検品して

職人さんから届いたスリッパは、すべて私が私の目で、ひとつずつ丁寧に検品をしています。 気づいたことがあれば職人さんにフィードバックをしますが、ここで大切にしているのは「日本の完璧なクオリティ」をそのまま圧として押し付けないこと。

言葉にするのはとても難しいのですが、ベトナムの手仕事ならではの「素朴な温かみ」は残したまま、今のベトナムより「ほんの少しだけ背伸びをした」絶妙な塩梅。職人さんとの信頼関係があるからこそ、この繊細なニュアンスが伝わり、他にはない履き心地の良さと美しさが生まれています。

今の時代は、「何を買うか」ではなく「誰から買うか」が大切にされる時代だと感じます。 私たちが職人さんを想い、職人さんが使う人を想って作ったスリッパ。この素敵な循環が生まれているのは、他でもない、これまで私たちのお店でスリッパを手に取ってくださったお客様のおかげです。

みなさまのお買い物が、ベトナムの大切な手仕事を未来へ繋ぐ、美しいサイクルの一部になっています。本当に、ありがとうございます。

ホーチミンの店舗で、手仕事の未来に触れるお買い物

市場の喧騒のなかで宝探しをするのも旅の醍醐味ですが、「ít ít Việt Nam」の店舗では、涼しいエアコンの効いた空間で、大きな鏡に足を合わせながら、ゆっくりとお気に入りの一足をお選びいただけます。価格もできるだけわかりやすく表示しているため、安心してお買い物を楽しんでいただけるかと思っています。

職人さんの熱意と、私たちの愛が詰まったメッシュスリッパ。ぜひ、現地の実店舗でその柔らかな履き心地を試してみてくださいね。

あなたのベトナム旅行のお土産が、いつまでも日々の暮らしを優しく彩る存在になりますように。お会いできるのを、楽しみに待っています。

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